理解されない?理解しがたい病の謎

ひと昔前では『心の風邪』とも呼ばれていました。
正確には脳内の伝達物質のやりとりが
うまくいっていないんだとか。
そんな医師の説明を
他人事のように聞いていた私でした。

そうまさか、私がうつ病
しかも非定型うつ病と診断が下ったのです。
一般的なうつ病とは違い
気分の上げ下げがあります。
例えば、仕事は憂鬱な気分で手がつかないのに、
友達に遊びに誘われれば、遊びに行ける元気が出るというような症状。
一般的なうつ病ならば
興味がなくなり、遊びに行く元気もないのですが
私は違いました。

二度目の退職を決めた際、
生みの親である母には、
もうあんたを信用できない。
と言われてしまいました。
甘えているだけなのだろうかと
泣いて苦しみました。

うつ病という言葉の浸透率とは違い
実際のうつ病に対しての理解度の低さは
計り知れません。
怪我をしているかのように
実際に目で確認できたらいいのにと
何度も思いました。
母も理解に苦しむためか
冷たい一言を放ち
父は仕事をしている自分のほうが大変だと
私の病気を理解しようとしない。
こんな自分が嫌で仕方がないのです。
理解してくれないと嘆くことも
理解してもらえるかもと
期待することも。
こんな自分に腹が立ちます。